BOTANIST Journal 植物と共に生きる。

BOTANIST journal

HAIRCARE 06

髪の毛の乾燥が気になる!うねりや広がり・パサつきを抑えるためにケア

髪が乾燥すると見た目がパサついてしまうだけでなく、髪の毛がうねったり広がったりと手に負えない状態になってしまいます。これではやりたいヘアスタイルが決まらず、おしゃれもなかなか楽しめないですよね。今回は髪の毛の乾燥対策についてお話をしていきます。

髪の乾燥の原因は?

髪の毛が乾燥してしまう原因は、驚くほど私たちの身の回りにあふれています。もしかしたら気が付かないうちに、髪の毛の乾燥を促進させているかもしれません。髪の毛を乾燥させる主な原因としては以下のものが挙げられます。
  • 自然乾燥
  • ドライヤー、ヘアアイロン
  • カラー、パーマ
  • ヘアスプレー
  • 紫外線
  • 自分に合わないシャンプー
  • ブラッシング
  • 加齢
どれも特別なものではなく、日常生活を送る上で当たり前のようにあるものばかりです。とくにドライヤーは毎日のように使いますよね。そもそも髪の毛はなぜ乾燥してしまうのでしょうか。乾燥する仕組みを説明する前に、まずは髪の毛の構造についてお話をしていきましょう。

髪の毛はとても細いので目で見ても1本の糸のようにしか見えませんが、実は3層からなる構造を持っています。中心の芯となる部分が「メデュラ」、この周りを取り囲んでいるのが「コルテックス」、もっとも外側にある部分がよく聞く「キューティクル」です。内側から外側に向けてメデュラ→コルテックス→キューティクルという順番で存在しています。

このうち髪の毛の乾燥に大きく関係しているのがコルテックスとキューティクルです。コルテックスは髪の毛の90%近くを占めており、水分を保持する働きを持っています。キューティクルはこの水分が外に流出しないように覆っているイメージです。

上で挙げたようなドライヤーやカラーの影響によってキューティクルが開いたり剥がれたりすると、コルテックスが保持している水分が外に出てしまい、その結果、髪の毛が乾燥してしまいます。

髪の毛は死んだ細胞からできており、水分が抜けて傷んでしまった髪の毛を元の状態に戻すことはできません。そのため日頃の生活で髪の毛が傷まないようにケアしていくことが大切です。

乾燥を防ぐための正しい髪の洗い方

ではどうすれば、髪の毛の乾燥を防げるのでしょうか。オシャレのためにカラーやパーマはしたいし、ドライヤーを使わないと寝癖がついて大変です。髪の毛の洗い方と、洗った後の正しい対策方法をそれぞれご紹介していきます。

シャンプー

髪の毛の乾燥を防ぐためには、シャンプーの選び方や使い方がとても大切です。一見同じように見えるシャンプーにもいくつか種類があるので自分に合うものを選んでみましょう。

保湿力の高いアミノ酸とスッキリ髪の毛を洗ってくれる石鹸成分をバランスよく配合したもの、髪の毛を保護して柔らかくする植物性オイル配合のもの、手触りのなめらかさが特徴のシリコンを配合したもの、植物由来成分を使用したボタニカルシャンプーなどさまざまです。

髪の毛は水分を含むとキューティクルが開くため、シャンプーでゴシゴシ洗ってしまうと開いたキューティクルを傷つけやすくなります。そのためシャンプーをする際は髪の毛に直接シャンプーを乗せずに、手のひらで軽く泡立ててから洗いましょう。このとき髪の毛を洗うというよりは頭皮をマッサージするように洗うのがコツです。

トリートメント

トリートメントは髪の毛の乾燥を防ぐ上でとても大切な工程となります。シャンプーが終わったら髪の毛の水気をしっかり切りましょう。手で髪の毛を挟むようにギュッとすればOKです。水分が多いとせっかくのトリートメントが髪の毛に浸透しにくくなるので注意。

トリートメントの量は髪の毛の長さに合わせて調節しましょう。メーカーによって使用目安量は異なりますが、セミロングの方だとさくらんぼ大程度が目安となります。適量を手にとったら毛先を中心に伸ばしてください。

手ぐし、もしくはコームでとかしながら付けると髪の毛1本1本にしっかり付きます。ただし根本にはトリートメントを付けないように注意。毛穴がつまったり髪の毛がぺちゃんこになったりしてしまいます。

トリートメントが全体に馴染んだらそのまま5分ほど放置しましょう。放置時間に蒸しタオルやシャワーキャップをかぶせてあげると、より浸透力がアップします。トリートメントを洗い流すときは、適度な潤いが残る程度ですすぎをストップするのもポイントです。すすぎ過ぎると潤いも一緒に流れてしまうので注意。

髪を洗った後にすべきこと

ここからはお風呂を上がってからの対策方法をご紹介していきます。髪の毛が濡れている状態のときはキューティクルが開いているので、ここでいかにキューティクルを傷つけずに乾かせるかが大切です。

まず絶対にやってはいけないのが自然乾燥。髪の毛を濡れたまま放置しているとキューティクルが開きっぱなしでよくありません。

軽くブラッシングしたら髪の毛をタオルで挟むように水分を取ります。ある程度の水分が取れたら洗い流さないトリートメントで髪の毛を保護してあげましょう。この一手間を加えるだけでドライヤーの熱から髪の毛を守ることが可能です。

しかし上でもお話をしたように、ドライヤーも髪の毛を乾燥させる原因の1つ。そのため熱すぎない温度でできるだけ早く髪の毛を乾かしてあげることが大切です。

髪の毛を保護したら根元から毛先にかけてドライヤーを当てていきます。毛先から根元に向かってかけてしまうと髪の毛が広がるので注意。ある程度乾いてきたらドライヤーを冷風モードに切り替えて仕上げを行いましょう。最後に冷風を当ててあげることで、キューティクルがキュッと締まるので、髪の毛にツヤが出て乾燥しにくくなります。

髪のスペシャルケアを

乾燥等でダメージを受けた髪の毛に柔軟性と自然なツヤを与え、さまざまなボタニカル成分で、頭皮と髪の毛を健康な状態に保ちます。またダメージを受けた部分を選択的に補修することで、べたつきのない髪本来のサラサラとした質感を実現しました。「毛先がまとまる潤い感」と「サラサラな指通り」を同時に叶えるBOTANIST プレミアム ボタニカル シャンプー・トリートメントをお試しください。 BOTANIST プレミアムライン

まとめ

髪の毛はカラーやパーマだけでなく、ドライヤーやシャンプーなどさまざまな要因が絡み合って乾燥していきます。髪の毛を包んでいるキューティクルが開くと中の水分が抜けやすくなるのです。

そのためキューティクルが開いたりはがれたりしないようにシャンプーやトリートメントをし、できるだけ早くキューティクルを閉じてあげることが重要となります。普段何気なく行っていることが髪の毛の乾燥を助長させてしまうこともあるので、ぜひ正しい乾燥対策を行っていきましょう。