さらさらな髪へ近づく工夫とお手入れ法

  • HOW TO

「キレイな髪」と一言にいっても、理想の髪は人それぞれ違うものですよね。
しなやかでさらさらな髪に、しっとりと艶のある髪。あるいは、ナチュラルでふわっとした髪を思い描く人もいると思います。
今回は数ある理想の髪のなかでも「しなやかでさらさらな髪」になりたい人のために、お手入れのうえで気をつけたいこと、やるべきことなどをご紹介します。

さらさらな髪を手に入れたい

私たちの髪は「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」でできてています

1本の髪は、大きく分けると、キューティクル、コルテックス、メデュラと3つに別けられます。
大部分がタンパク質であり、残りは脂質、メラニン色素などで構成させれいます。

「さらさらな髪」とはいったいどんな状態の髪をいうのでしょう

さらさらした質感とは、髪表面のキューティクルが整っていて、すべりやすく指どおりのよい状態のことです。
つまり、髪の外側のダメージが少なく、1本1本の髪が表皮に保護されたなめらかな髪ということですね。
具体的にどのようにすれば、そんな髪になれるのでしょうか。

セルフチェックで髪状態を確認

まずはあなたの髪の状態を確認してみましょう。以下の項目でセルフチェックをしてみてください。

CHECK

  • 髪が絡まり引っかかる
  • 髪がごわつき広がりを感じる。
  • くせで髪がうねりまとまらない。

あなたの髪の状態に近いのはどれでしたか?
それぞれの状態別に具体的にどのような対策で改善が期待できるのかご紹介します。

髪が絡まり引っかかる原因

髪が絡まり引っかかりやすくなる原因は、毛髪のいちばん外側、髪の表面を覆うキューティクルが乱れていることにあると考えられます。
キューティクルが傷ついたり剥がれたりすると、髪表面のすべりが悪くなり髪が絡まりやすくなるのです。キューティクルは、髪の根元から毛先に向かって魚のうろこのように重なっています。髪にダメージを受けると、このうろこ状のキューティクルが開いてしまい、ダメージが進むと剥がれ落ちてしまうことも。とくに髪が細い人にこの傾向がよくみられます。

疑似キューティクルでコーティングしてさらさらな髪を再現

剥がれ落ちたキューティクルを元に戻すことはできませんが、開いて浮き上がっただけの状態であれば、ケアによっては修復できるかもしれません。擬似キューティクルをつくる「毛髪保護成分」の入ったケアアイテムで髪の表面をコーティングすれば、すべりのよいさらさらの髪の再現が期待できます。

ブローのひと工夫で細い髪のダメージを防ぐ

細い髪など、熱や摩擦のダメージを感じやすい髪には洗いあがりのケアがとくに大切です。
濡れた髪は、乾いた状態より摩擦を受けるとキューティクルが剥がれやすいため、タオルドライやブローも「やさしく丁寧に」を心がけたいですね。
ブロー前に清潔で吸水性の高いタオルで、ゴシゴシこすらないよう注意しながら髪を挟むようにします。ふき取るというより、タオルに髪の水分を移すイメージで丁寧にタオルドライしましょう。

タオルドライで水分が取れたら、ドライヤーで乾かします。60度くらいの低温で、1カ所に熱を当て続けないように注意しながら乾かすことで、細い髪も傷みを最小限に防ぐことができます。
片手でドライヤーを持ってこきざみに動かし、もう一方の手でとかすようにしながら15~20cm程度離して温風をあてます。乾かすのは頭皮、髪の順です。髪を乾かすときは、根元から毛先に向けて温風をあてましょう。仕上げに、同じく髪の根元から毛先に向けて冷風をあてます。熱を受けた髪を冷ますことで浮き上がったキューティクルを落ち着かせることができます。
このように、しっかりと丁寧にタオルドライしブロー方法を工夫して短時間で乾かせば、細い髪も熱や摩擦によるダメージを防げます。

髪がごわついて広がる原因

ごわついて広がりを感じる髪は、髪の主成分であるタンパク質が変性して、毛髪が硬くなっている状態です。シャンプーのしかたや紫外線などの影響もありますが、ブローやヘアアイロンなどの熱が原因であることも多いようです。
ヘアアレンジなどの後は、しっかりと髪をいたわってあげることも忘れないようにしたいですね。

ヘアミルクで硬くなった髪をやわらかく

熱で硬くなった髪をやわらかくするには、髪の内部に浸透するケアが有効です。
トリートメントなどで髪の内部を補修することも大切ですが、お風呂上りや朝のスタイリングにも使える手軽なケアならヘアミルクがおすすめ。
ヘアミルクはパサつきやごわつきを感じるまでに硬くなった髪内部にも浸透、傷んだ髪にうるおいを与えます。ヘアミルクを使うことで、軽やかな質感でやわらかくまとまりやすい髪に導いてあげましょう。

ごわつく髪はブロー時の熱ダメージに注意

基本的なブロー方法は髪の細い人と同じです。しっかりとタオルドライして、両手を使って低温で頭皮、髪の順にブローしながら、乾かす時間を短縮し熱で髪が傷むのを防ぎましょう。
注意したいのは、髪が濡れた状態でヘアアイロンは使わないこと。濡れた髪はキューティクルが開いてとてもダメージを受けやすい状態です。熱などの外的要因からの影響を受けやすい状態の髪に、ヘアアイロンやコテを使用するのは、おすすめしません。濡れた髪に直接ヘアアイロンをあてずしっかりと髪を乾かし、キューティクルに保護された状態にしてからヘアアイロンなどを使うようにしましょう。また、熱を利用して髪を守るヒートリペア成分の入ったケアアイテムをヘアアイロンの前に使うことをおすすめします。

くせで髪がうねりまとまらない原因

髪のうねりは、キューティクルの剥離と毛髪内の組成バランスが乱れていることで起こる現象です。
毛髪はタンパク質と水分、脂質で組成されています。髪の部位で、水分の多い場所は「非ケラチン部位」「キューティクル層を形成しているエンドキューティクル」「コルテックスを形成しているマクロフィブリル同士の間に存在する間充物質」となります。その為クセ毛ケアには「キューティクル」「CMC」「エルテックス」の3つを複合的にケアすることが必要です。

くせを抑えるブローのしかた

基本的なブロー方法は、こちらも髪の細い人と同じですが、くせのある人は以下の点に気をつけると仕上がりが違います。

頭皮を乾かし、髪の中間から毛先まで乾かしたら、手ぐしで髪の流れを整えます。手とドライヤーを一緒に動かしながら、下方向へと髪を伸ばし、毛先がうねらないようにサイド > 後ろ > 前の順に乾かします。
サイドや後ろ、前などの面ごとに右上から左下、左上から右下という要領で、ななめ45度に傾け手と平行にドライヤーを動かして乾かしましょう。8割ほど乾燥したら、冷風に切り替えてキューティクルを保護し、ブラシで髪を整えればくせを抑えやすくなります。

おわりに

今回は「さらさらの髪」になるために、自分の髪の状態を知って、それぞれのダメージに合わせたケア方法を紹介しました。
すべてを実践するのは難しいかもしれませんが、まずは簡単に実践できそうなことからはじめてみるのもいいかもしれません。とくに濡れた髪はダメージを受けやすいため、タオルドライやブローの方法にも気をつけてみましょう。理想の髪になるために、自分の髪のダメージを知り、少しずついたわってあげることからはじめてみませんか。

BOTANIST