地域で異なるお正月飾り

  • LIFE STYLE

お正月

クリスマスが終わると、新しい年を迎える準備で慌ただしくなりますよね。
玄関に取り付けられたしめ飾りを見ると、お正月がくるのを実感します。

しめ飾りを始めとするお正月飾りは、日本の伝統的な縁起物。
意外と知られていませんが、日本各地でさまざまな形があります。

今回は見ているだけで楽しめる、お正月飾りの世界をご紹介します。

地域によっていろんな形があるお正月飾り

鶴や亀、たわらをイメージしたものなど、多種多様な形があるお正月飾り。
たくさんある中から、いくつかピックアップをしてみました。

関東地方

輪っかにしたしめ縄に、「玉飾り」と呼ばれる房や縁起物をつけたもの。
扇やダイダイ、ゴヘイなど色鮮やかな縁起物は、見た目も華やか。縦に長いのが特徴的なしめ飾りです。

関西地方

ごぼう締めのしめ縄に、縁起物を取り付けたもの。横に長いのが特徴的。
関西では昔「ごぼう」を「ごんぼ」と呼んでいたそう。そのため、ごぼう締めのお飾りも「ごんぼ」と呼ぶ方もいます。

九州地方

ハレの日を祝う縁起物「鶴・亀」をモチーフにしたお正月飾りが多くみられます。
ワラで作られた鶴や亀は、見た目も可愛らしく印象的です。

信州地方

信州の一部地域でみられるお椀締めは、神様にささげるお椀をモチーフにしたしめ飾りで、
五穀豊穣の願いが込められています。

編み方いろいろ しめ縄

しめ飾りは、茎や葉を乾燥させたワラを編んで作る「しめ縄」に縁起物を施したもの。
お米がたくさん実ることを願って、お米を守ってくれていたワラを使うようになったと言われています。
※諸説あり

ゴボウみたいに長くまっすぐ編む「ゴボウ締め」や、「大根締め」など、編み方にもいくつかの種類があります。
出雲大社に祀られている巨大なしめ縄は、「大黒締め」と呼ばれ、出雲大社独自の技法で作られています。

お正月飾りをかざる場所と時期

そもそも、なぜお正月になると、家の門や玄関にしめ飾りをかざるのでしょうか?
これは家に「歳神様(としがみさま)」というお正月の神様を迎えるため。歳神様は、新しい年を元気に過ごすための力をさずけてくれると信じられています。
他にも、家の中や外にまつられている、さまざまな神様のためにも付けられます。

玄関口には門松と一緒に豪華なしめ飾り。神棚にはしめ縄、水廻りにはしめ飾りを簡略化した「輪飾り」など、場所によってお正月飾りを変えるのもポイントです。

門松を含め、お正月飾りをかざり始める時期は一般的に、12月13日から12月28日、30日がいいとされています。
12月29日は「二重苦」や「苦」を連想させ、31日は一夜飾りや一日飾りといわれるため、避けたほうがいいそう。
お正月飾りをおろす日は、関東地方は1月7日、関西地方は1月15日など地域差があります。おろした正月飾りは、「どんど焼き」という行事や神社などで燃やします。

最近はおしゃれなしめ飾りがトレンドに

日本の伝統的なおこないとはいえ、なんだか小難しそうなイメージがあり、ここ数年飾っていない…という方もいるかもしれません。
最近では、しめ縄をリースやタッセルの形にして、お花などをつけたおしゃれな現代風しめ飾りも多く販売されています。
しめ飾りと一緒に、花言葉が「幸福」のピンクのバラや、かすみ草のドライフラーをそえるのもオススメです。
今年のお正月は、ぜひ現代風しめ飾りを取り入れて、新しい年を迎えて見ませんか?

ボタニカル福袋2019