エゾノチチコグサ
Au evergreen perennial of the genus Asteraceae エゾノチチコグサのイメージ

届けたいのは、
エゾノチチコグサの恵み。
It can be found in dry grasslands of Mt. Daisetsu,
the highest peak in Hokkaido

Introduction

柔らかな綿毛に包まれた茎や葉を持ち、ふわふわと小さな愛らしい花を咲かせるエゾノチチコグサ。学名をAntennaria dioica、英名Catsfoot(猫の足)と呼ばれています。北半球に広く分布する多年草ですが、国内では北海道の限られた場所だけに生息しています。
和名のエゾノチチコグサ(蝦夷父子草)は、同じキク科のハハコグサ(母子草)に対してつけられたものといわれています。

極寒の地で、 力強く生きる希少植物。
“エゾノチチコグサ”とは?

エゾノチチコグサは、北海道の礼文島と大雪、阿寒、知床山系の乾いた草地や岩場に生えています。長い極寒の冬に耐え、厳しい環境に適応して生き抜いてきました。
草丈は高くても25センチほどで、毎年6〜8月に花を咲かせます。
愛らしい姿の中に強い生命力を秘めた植物ですが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いとして、環境省による絶滅危惧種に指定されています。

試験管で栽培されたエゾノチチコグサ
※エゾノチチコグサは絶滅危惧種のため、撮影は栽培
されたものを使用して行なっております。

エゾノチチコグサと出逢い、 そしてEVER誕生へ。

BOTANISTは、スキンケアシリーズ EVER を開発するにあたって、世界で初めて「エゾノチチコグサ」の成分を採用しました。
日本最北の高地に生きる生命力豊かな希少植物との出逢い、得られた植物成分の魅力、そして、生態系に影響を与えることなく、どのようにスキンケア化粧品に取り入れられたのか。
そんなEVER誕生までのエピソードを紹介します。

※エゾノチチコグサカルスエキスを使用した世界で初めての処方(2020年8月1日時点)
研究のイメージ画像

エゾノチチコグサに着目した理由

様々な植物のエキスが化粧品の成分として活かされていることは、ご存知の通りです。BOTANISTと、その研究や開発を担う機関では、肌のすこやかさや美しさに働きかける新たな可能性を追い求め、植物の探索や調査を常に続けています。

そんな中で、出会ったのがエゾノチチコグサでした。

北海道のイメージ画像

北海道の希少植物を探索しているときに、園芸店で出回っているピンクの花のエゾノチチコグサとは違い、北海道の大雪山系のものは花が白いことを知りました。
大雪山の澄んだ空気ときれいな水を吸収して、極寒の地で白い花を咲かせる姿には強く惹かれるものがありました。
高山植物の持つ、厳しい環境への高い適応力はよく知られています。エゾノチチコグサにも、極寒や乾燥、強い紫外線などに耐える防御機能が備わっていると言われています。
そこで、エゾノチチコグサの細胞を培養して得られる成分を化粧品に取り入れることで、肌にもその恵みを届けられる可能性を感じ、研究に着手することにしたのです。

研究の様子
エゾノチチコグサ成分のイメージ画像

エゾノチチコグサを成分として取り入れるまで

もちろん自生している絶滅危惧種を勝手に採取することはできません。
材料となる植物は、自生地以外で栽培されたものを正規に入手し使用します。北海道の希少植物の遺伝子を残していくことも重要と考えて、私たちは細胞培養技術に取り組んでいます。
今回使用した、白い花を咲かせる北海道のエゾノチチコグサも、高山植物苗を専門に扱うところから栽培苗を入手することができました。強い生命力の源である植物の幹細胞を採取し培養することで、植物そのものを採取することなく、半永久的に成分を生産でき、生態系に影響を及ぼすこともありません。

エゾノチチコグサカルスエキスができるまで

エゾノチチコグサカルスエキスができるまで

エゾノチチコグサの植物細胞から培養株を作成し、化粧品に配合する高機能成分を継続的生産できるようになるまでには、様々な技術過程や有用性の調査研究、評価などを経て2年もの時間が費やされました。

History
植物の一部から培養する
まずエゾノチチコグサの一部分を殺菌し、ミネラルや糖分などの栄養源を与えながら固体培養し、細胞の塊(カルス)を作ります。今回は微生物などの混入リスクがより低い茎を使用しました。
細胞を培養する
カルスを液体培養することで増殖速度が向上し、大量の生きた細胞が得られます。
研究・調査する
その間、膨大な遺伝子の分析をはじめ、何か少しでも肌に悪い影響を及ぼすものがないか、どうすれば肌に適した成分として安定的に生産できるかなどの調査や研究が絶え間なく続けられました。
抽出・精製する
こうして培養細胞から抽出・精製し、化粧品材料として最適化されたエゾノチチコグサの機能性成分は「エゾノチチコグサカルスエキス」と名付けられました。
エゾノチチコグサのイメージ画像

自然の力と最新クラスのバイオ技術とが結集した成分

ようやく完成したエゾノチチコグサカルスエキスは、専門機関と合同で、1年以上に渡って実際の有用性の評価が行われました。
結果は予想したとおり、予想以上と言ってよいかも知れません。
肌のハリ、弾力や保湿力の向上が期待できるとの高評価を得たのです。

自然の力と最新クラスのバイオ技術とが結集した成分

エゾノチチコグサカルスエキスは、植物の力と、最新クラスのバイオテクノロジーによって生まれた成分といえます。
化粧品のためだけに、大量の植物を栽培、採取し不要な部分は破棄するのではなく、継続・安定して製造できるサスティナブルな化粧品原料という点は、BOTANISTの考える美容と製品づくりとも調和します。

髪や肌によりふさわしい植物を追求し続けながら、環境に影響を与えることなくより良いカタチで植物の恵みを肌に届けたい。BOTANISTがエゾノチチコグサにこめた、その思いが実現しました。

植物の生命力で、肌に変わらぬ潤いを

丁寧にお手入れをしていても、年齢とともに肌は少しずつ変化していきます。
加齢に伴う真皮線維芽細胞の増殖能力や、コラーゲンの生産力の低下が、肌のしわ・たるみの発生と密接に関係していることがわかっています。
コラーゲンやヒアルロン酸を作り出す真皮線維芽細胞が、年齢とともに減少していくこと、また紫外線などの外敵刺激や、日々のストレスによっても、いきいきとした肌の潤いを守るバリア機能が低下することがあります。

植物の生命力で、肌に変わらぬ潤いを
スキンケアのイメージ画像

こうした変化は、たとえ気付かなくても20代後半から誰にでも起こってきます。適切な予防やスキンケアで早めの対策が重要で
す。
エゾノチチコグサカルスエキスは、年齢相応の美しさを保つお手入れに適した化粧品成分として有用であると考えられています。
EVERは、エゾノチチコグサのエッセンスを世界で初めてたっぷりと届け、年齢による肌の変化に寄り添いながら、潤いを蓄えた肌へと導いていくための、新しいスキンケアラインです。

※エゾノチチコグサカルスエキスを使用した世界で初めての処方(2020年8月1日時点)

植物由来の
ボタニカルメソッド成分。

さらに、カモミール、ジャスミン、ブドウ、セイヨウナシ、アロエベラ、ホホバ、コガネバナなどの花・実・葉、種、根の成分を独自にブレンドしたボタニカルメソッド成分を配合。厳選されバランスよく組み合わされた多彩な植物の力で、肌にハリと潤いを与えます。

ボタニカルメソッドの成分はこちら
※クレンジングバーム:カミツレ花エキス、アルニカ花エキス、ソケイ花エキス、乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、カニナバラ果実油、ベルガモット果実エキス、アロエベラ葉エキス、ビルベリー葉エキス、ホホバ種子油、クダモノトケイソウ種子油、オウゴン根エキス(すべて保湿成分) ※ローション:ローマカミツレ花エキス、セイヨウニワトコ花エキス、ソケイ花エキス、ラベンダー花エキス、乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、カニナバラ果実油、アロエベラ葉エキス、ビルベリー葉エキス、レモングラス葉/茎エキス、セイヨウトチノキ種子エキス、シャクヤク根エキス(すべて保湿成分) ※クリーム:ローマカミツレ花油、セイヨウニワトコ花エキス、ソケイ花エキス、ラベンダー花エキス、乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、カニナバラ果実油、アロエベラ葉エキス、ビルベリー葉エキス、クダモノトケイソウ種子油、シャクヤク根エキス(すべて保湿成分) ※セラム:ローマカミツレ花エキス、セイヨウニワトコ花エキス、ソケイ花エキス、ラベンダー花エキス、乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、カニナバラ果実油、アロエベラ葉エキス、ビルベリー葉エキス、セイヨウトチノキ種子エキス、クダモノトケイソウ種子油、シャクヤク根エキス(すべて保湿成分)
ボタニカルメソッド成分のイメージ画像
ボタニカルメソッド成分のイメージ画像

自然と肌。
どちらの環境にもやさしく。

EVERで採用した植物成分は、生態系に影響を与えないバイオ技術で作られ、パッケージは可能な限り再生可能なガラスや環境に配慮したバイオマス樹脂を使用しています。”EVER”には、植物の力を届けてくれる自然環境のために、また肌に良いものだけを届けるための、エシカルでサスティナブルな強い思いがこめられています。

自然と肌。どちらの環境にもやさしく。
自然と肌。どちらの環境にもやさしく。

凛としたハリで、
肌から前を向く。

EVERが肌に届けたいもの。
それは、やわらかな弾力と輝くような肌の明るさ。気持ちまで前を向く、みずみずしくツヤにあふれる、明るいハリ肌。
いくつになっても、すべての素肌には可能性が眠っています。
EVERとともに、今日の肌に丁寧に向き合う。ハリを実感するほどに、表情までひらいていく。翌朝が待ち遠しくなる。
明日はいままでよりも、自信を持てる肌に出逢えるはず。

凛としたハリで、肌から前を向く。
凛としたハリで、肌から前を向く。
※私たちのパートナーとして、エゾノチチコグサの成分の研究開発に当たった北海道三井化学株式会社は、特に植物細胞培養と抽出・精製において、優れた先端クラスの技術と実績を持っています。拠点である北海道の地域特性を活かすことや、植物の入手から化粧品成分の製造まで全サイクルにおける環境への配慮にも熱心に取り組んでいます。エゾノチチコグサの成分をBOTANISTのスキンケアに配合するまでの専門的なお話は、北海道三井化学ライフサイエンスセンター長である多葉田氏と、成分の機能性の検証や評価と製品化を担った日本コルマー株式会社スキンリサーチセンターの出口氏と統括マネジャーの西浦氏に伺っています。