「BOTANIST」は10周年を迎え、「答えはきっと自然の中にある。」という新たなメッセージを掲げました。どんな環境でも力強く芽吹く植物のように自分らしくナチュラルに生きる方々の考え方に迫ります。
自然のもつ生命力、調和。そして人と自然との関係性をテーマに、モノクロのペンによる細かな描き込みで動植物の群像を描く、ドローイングアーティストの村山大明さん。ナチュラルに生きる彼の世界観を語ってもらいました。
村山さんの作品は自然の力強さをすごく感じますが、自然の魅力って何ですか?
自然は全ての生命や世界の境界がなくて、それが全て調和してるところがすごく魅力的だなと思っています。実際に山などに行くと、足元数10センチに何百という生き物がいて、その一つ一つがすごく自然の持つ雄大さとか力強さみたいなものを持っていて・・・。
植物ってやっぱすごいですよね。例えば、木の根っこが岩を飲み込んでいたりとか。それから、朽ちたものから新しい命が出てきていたりとか、なんかそういう言葉で区切ってしまうようなものも、全てが一緒になっている世界観。そういうものが魅力的で、僕も作品として表現したいなと思っています。
植物のすごさって何だと思いますか?
マニアックな話をすると、やっぱり動物より先に生まれてきたものなので、この地球の動物全てを支えているのは植物だなというふうに思ってます。植物がないと生きていけないし。
植物が動物を生かしているというか、どの生き物が発展するにしても、植物にとって利益のあるものしか今まで発展していないんですよね。恐竜にしても大きい植物の選定をできるのは大きい恐竜しかいなかったりとか。だから人間も植物にとって利益のある生き物だから発展したみたいな話があります。
実は植物はこの地球の主で、動物はその中で生かされている・・・みたいな話がすごく好きですね。
あなたにとってナチュラルに生きるってどういうことですか?
よく山に散歩に行くんですけど、いろんな植物や虫を観察したりとか、人のいない自分と自然だけの環境の中で動植物をじっと見つめている時が、我を忘れるというか、自分自身がなくなって周りの環境に溶け込んでいくような感覚になって、すごく心地良いです。そのままでいられる時かな?
僕は自然と向き合う中で、その感覚を作品を通して表現することで、一方にいる、自然を近くに感じることが難しい人に届けるのが、自分の役目だなと思っています。
なぜBOTANISTを使おうと思ったのですか?
以前からBOTANISTっていう名前を見た時に、自然とか植物由来のものというイメージがありました。
最初は友人の家にあったものを使用したんですけど、優しくてすごくいい香りで、心地良い使用感だなと思いました。季節によっていろんな香りがあるので、使用しながら季節を感じることができます。
僕は作品の中で、日々の生活の中で自然を感じたいけど感じられない人に向けて、自然の魅力とか、美しさを届けたいなと思って制作活動しています。BOTANISTもバスタイムという生活の一部の中で、自然の恩恵や植物の力を届けられる商品だと思うので、届けたいものが似ているなという風に感じました。