自然のゆらぎが、
生き抜く強さを教えてくれる
長野県松本市出身。東京2020オリンピック閉会式ソロパフォーマンス、Netflixドラマ『First Love初恋』や、ヴィム・ヴェンダース 作品『PERFECT DAYS』に俳優としての出演など、身体と声で活動を広げている。生き様パフォーマンス集団『東京QQQ』としても活動中。海老坐禅の作品集『EBIZAZEN』が刊行された。




























答えはきっと、 自然の中にある。
BOTANISTは、
今年で10周年。
私たちは「ナチュラル」を
見つめ直しました。
ナチュラルって、なんだろう?
それは、自分にとって
本当に必要なもので
満たされていること。
BOTANISTはそう考えます。
あふれる情報に
左右されがちな現代。
でも、どんな環境でも
自分らしさの
輝きを放つ人がいる。
都会に力強く
芽吹く植物のように。
人も自然の一部なのだから。
ナチュラルに生きること。
BOTANISTが大切にしたい、
本当に必要なものを、
様々な視点でご紹介します。
10周年を記念して、
限定のキャンペーンや
イベントの情報をお届けします。
10周年限定の特別なアイテムをご用意しました。
ぜひ、この機会に手に取っていただき、
特別なひとときをお楽しみください。
長野県松本市出身。東京2020オリンピック閉会式ソロパフォーマンス、Netflixドラマ『First Love初恋』や、ヴィム・ヴェンダース 作品『PERFECT DAYS』に俳優としての出演など、身体と声で活動を広げている。生き様パフォーマンス集団『東京QQQ』としても活動中。海老坐禅の作品集『EBIZAZEN』が刊行された。
「BOTANIST」は10周年を迎え、「答えはきっと自然の中にある。」という新たなメッセージを掲げました。どんな環境でも力強く芽吹く植物のように自分らしくナチュラルに生きる方々の考え方に迫ります。
独創的な世界観と表現力で見るものを魅了するアオイヤマダさん。金色に輝くヘアも彼女の個性を引き立たせています。活躍の舞台はダンス・アート・演技と留まるところを知らずに広がっています。彼女にとって「自然」とはどのようなものなのでしょう。
「ゆらぎ」「生き抜く強さ」「帰る場所」
私、毎朝公園を散歩するんですね。それで、葉っぱとか木陰から太陽を見たり、空を見たり、鳥を見たり・・・っていう時間がすごく好きなんです。毎日歩いてみると、揺らぎがある。絶対おんなじ瞬間っていうのは見れないんです。強さって揺らぎだなって思ったんです。
自然って、優しいイメージもあるけど、私にとっては教えてくれるものがすごく多いです。私たちってどんなに現在を生きてても、帰る場所は自然なんだって。
最近お爺ちゃんが亡くなったんですけど、そういう風に人との出会いと別れがあるうちに、「あー私たちって絶対自然に帰ってくるんだな」って感じてます。
生きる喜びを語れる人です
すごく大好きで、人生の教科書にしてるおばあちゃんがいるんです。(実の祖母ではないんですけど)そのおばあちゃんが言ってたのは、「年を重ねていくと、火の声とか、水の声とか、自然の声が聞こえてくる」って。
それを聞いた時に、歳を重ねるって素晴らしいことなんだなって教わったから、そんな風に自然の声を聞ける人になりたいなって。だから、そういう風に語れる人って美しいなって思います。
最近はすごく自然に助けを求めますね。わからなくなったり、苦しくなったりした時は、地元の長野に帰って、草の上を歩いてみたりとか。あと普段の生活で時間が空いたら散歩して、太陽に胸を開いて・・・何ていうのかな、温まるんですよ、すごく。そうすると考えが巡ってきたり、葉っぱの揺らぎを見たりとか、そんな風に自然に助けを求めてます。
実家で母がBOTANISTを使っていたので、今回自分で選びに行ったらすごくいろんな香りがあって・・・香りの効果で心がふわって開いて、自分なりに答えがありました。そして今はずっと使ってます。
使いやすくてお気に入りです。それから掃除機かけてる時に、髪の毛が前に、ファ〜ってくるんですけど、髪も一緒に踊ってくれて、何だか香りで呼吸が深くなります。
家事してる時も、踊ってる時も、「そうだ、呼吸忘れてた」ってならずに、「何か深呼吸できるな〜」って感じます。私は普段ダンスパフォーマンスする時に、髪の毛も身体の一部だと思ってます。多分、記憶をずっと持ってるものだと。その髪の毛と踊りたいから、BOTANISTを選びます。
鹿児島県出身。大手アパレル会社で勤務の後、モデルへと転身。2023年クリエイティブスタジオ「SHENTASTIC」を設立。「田中のおしゃべり日記」と題したインスタグラムが人気で、ファッションやライフスタイルの発信だけではなく、独特の編集やナレーションも人気。
「BOTANIST」は10周年を迎え、「答えはきっと自然の中にある。」という新たなメッセージを掲げました。どんな環境でも力強く芽吹く植物のように自分らしくナチュラルに生きる方々の考え方に迫ります。
英語、中国語、日本語を操るトリリンガルの田中シェンさん。NHK大河ドラマにも出演するなど女優活動も開始。側にいると、彼女のエネルギーが広がって明るい雰囲気になります。気さくでナチュラルな彼女のライフスタイルについて聞いてみました。
食べ歩きです!あと、人と喋ること!
長時間じっとしていると、ついつい考えすぎてしまうことがあるので、その時々を楽しむマインドに戻すために、知らない道に入ったり、美味しそうなものを食べたり、今の自分が、楽しくて興味がある、ワクワクする物事をしてパワーチャージします。
私にとってナチュラルに生きるとは、抗わないことですかね。ありのままに、ただ感じる。味わう。流されるままに流されてみて、今その瞬間では判断せずに、それこそ人生が終わる時に笑えてたらそれでいいかなと思います。
理想の自分は、自分の直観に従える人間だと思います。
優柔不断なところがあるので、あれこれといろいろなチョイスを熟考してしまうところがあるのですが、その上でも、忖度無しで自分が素敵だと思ったものを選んでいきたいです。
直観を大切にしたいので、自分の信念の、芯と幹を太くしていきたいです。そのために、一見矛盾と思われるかもしれないのですが、無理やり流れを変えるのではなく、流れに身を任せるようにしています。その時々で、何事も楽しむようにしています。
香りが好きです。はい。とにかく香りが好きです。
あと、その後に使うプロダクトに影響しないっていうのもすごく良かったです。いろんなものをつけたりとかもするので、喧嘩しないって言い方が合ってるかな?
最初は何気なくずっと毎日使い続けているうちに、だんだん指通りが良くなってきたなっていうのを日々実感してきました。
忙しい日常の中で、自分をケアするってことを忘れがちだと思うんですけど、それが特別意識しなくても使うたびに髪のケアができて、それによって「何かいい匂いするね」とか、「髪の毛綺麗だね」とか人に褒められるようになった事が自分の自信にもつながりました。
京都府南丹市出身。幼少の頃より山村で育ち、現在も古代米栽培をしながら制作スペース「atelier MOKU」にて立体造形や絵画制作を行う。自然の調和、交わりをコンセプトに、緻密な表現で動植物を描く。
「BOTANIST」は10周年を迎え、「答えはきっと自然の中にある。」という新たなメッセージを掲げました。どんな環境でも力強く芽吹く植物のように自分らしくナチュラルに生きる方々の考え方に迫ります。
自然のもつ生命力、調和。そして人と自然との関係性をテーマに、モノクロのペンによる細かな描き込みで動植物の群像を描く、ドローイングアーティストの村山大明さん。ナチュラルに生きる彼の世界観を語ってもらいました。
自然は全ての生命や世界の境界がなくて、それが全て調和してるところがすごく魅力的だなと思っています。実際に山などに行くと、足元数10センチに何百という生き物がいて、その一つ一つがすごく自然の持つ雄大さとか力強さみたいなものを持っていて・・・。
植物ってやっぱすごいですよね。例えば、木の根っこが岩を飲み込んでいたりとか。それから、朽ちたものから新しい命が出てきていたりとか、なんかそういう言葉で区切ってしまうようなものも、全てが一緒になっている世界観。そういうものが魅力的で、僕も作品として表現したいなと思っています。
マニアックな話をすると、やっぱり動物より先に生まれてきたものなので、この地球の動物全てを支えているのは植物だなというふうに思ってます。植物がないと生きていけないし。
植物が動物を生かしているというか、どの生き物が発展するにしても、植物にとって利益のあるものしか今まで発展していないんですよね。恐竜にしても大きい植物の選定をできるのは大きい恐竜しかいなかったりとか。だから人間も植物にとって利益のある生き物だから発展したみたいな話があります。
実は植物はこの地球の主で、動物はその中で生かされている・・・みたいな話がすごく好きですね。
よく山に散歩に行くんですけど、いろんな植物や虫を観察したりとか、人のいない自分と自然だけの環境の中で動植物をじっと見つめている時が、我を忘れるというか、自分自身がなくなって周りの環境に溶け込んでいくような感覚になって、すごく心地良いです。そのままでいられる時かな?
僕は自然と向き合う中で、その感覚を作品を通して表現することで、一方にいる、自然を近くに感じることが難しい人に届けるのが、自分の役目だなと思っています。
以前からBOTANISTっていう名前を見た時に、自然とか植物由来のものというイメージがありました。
最初は友人の家にあったものを使用したんですけど、優しくてすごくいい香りで、心地良い使用感だなと思いました。季節によっていろんな香りがあるので、使用しながら季節を感じることができます。
僕は作品の中で、日々の生活の中で自然を感じたいけど感じられない人に向けて、自然の魅力とか、美しさを届けたいなと思って制作活動しています。BOTANISTもバスタイムという生活の一部の中で、自然の恩恵や植物の力を届けられる商品だと思うので、届けたいものが似ているなという風に感じました。
表参道ヒルズの「DILIGENCE PARLOUR(ディリジェンス・パーラー)」をはじめとしたショップの経営や、イベントや広告などでフラワーアレンジメントを手がけるほか、文章や写真など多方面で活躍。
できることなら日々ナチュラルに、自然体で生きていきたい。そう思うことはあっても、結局のところ自分にとってのナチュラルとはいったい何なのか、イマイチよくわからない。
そんな思いを胸に、今回はフローリストの越智康貴(おちやすたか)さんのもとを訪ねました。
幼い頃から、コントロールの利かない衝動をいくつも内に抱えてきたという越智さん。花と出会い、働くことを通して変容してきた彼のこれまでの軌跡を通して、自分らしい“ナチュラル”を見つけ出すヒントを探ります。
越智さんのフローリスト人生のはじまりは、百貨店の花屋でのアルバイトから。
文化服装学院に通っていた当時、アルバイト先であるチョコレートショップが、フラワーデザイナーとのコラボレーションをしていたことをきっかけに、花の仕事に興味を持つようになったのだそう。それから百貨店の花屋でアルバイトをはじめ、一年ほどで独立してフローリストの道を歩み始めました。
「服飾の学生時代から、大きいピースよりも自分の目で全体を捉えられるサイズ感のものをつくるのが得意でした。その点、花は自分の手で束ねられる大きさ、かつ持ったときにしっくりとくる感覚もあったので、この仕事は自分に向いていると思ったんです」
それにしても、たった一年で独立する、という決断はなかなか難しいことのように思えます。「この道で生きていく」という自信はどこから湧いてきたのか。聞いてみると、少し意外な答えが返ってきました。
「自分自身がその選択をしたというよりも、これまでの人生で起こったバラバラの出来事が、あるタイミングで偶然の符合のように重なり、たまたま続けてこられたという感じなんですよ。
とくに花においては、なんとなく始めてみたら、次のステップに進むきっかけが自然と訪れたり、必要なときに必要な花がちゃんと見つかったりして。だから独立したのも、お店をつくったのも、自分に自信があるかどうかは関係なく、ただこれまでの僕の過ごしてきた時間がそうさせている、という感覚なんですよね」
「自分がなろうと思ってなったわけではない」。そんな越智さんにとって、「フローリスト」や「経営者」といった肩書きは、とくべつ意味を成さないのかもしれません。そしてそれは、今越智さんが取り組んでいるほかの分野においても。
「僕は基本的に枠組みがすごく嫌いなんです。わかりやすいので、フローリストとして活動していますが、扱うマテリアルは文章、写真、絵、占いなどさまざま。これらも人に勧められて、きっかけが訪れるたびに流れに乗ってきただけなんですよね。結局、自分の意思で始めたのは花くらいかな。だから僕としては、それぞれの境界線をなるべく曖昧にした状態で活動していたいんです」
天然精油を独自にブレンドし、ホテルや美術館などの空間に個性を添えている、アロマ調香の第一人者。
自分の本音と向き合い、等身大で生きるのは、案外難しいもの。SNSを開くだけでも、簡単に誰かの価値観に飲み込まれ、自分を見失いそうになります。もっとのびやかに、ナチュラルに暮らせたらいいのに。
そんな気持ちを抱きながら、今回はアロマ調香デザイナーとして活動している齋藤智子さんを取材しました。香りの果てしない可能性を信じ、自分らしい人生を描いてきたその姿に迫ります。
「香りって、脳を刺激する信号のようなもの。鼻から受け取った香りの情報は、約0.2秒で脳に届き、私たちの記憶に深く結びつきます。だからこそホテルやイベント、商業施設などでは香りを使うことは人の印象に残すことができるため重要だと考えています。これまで、生み出してきた香りは6,000点以上。大好きなアロマを仕事にできて、こんなにもたくさんの人に求められて、本当に幸せに思います」
そんな齋藤さんが初めて「香り」を意識したのは、幼少期の頃でした。
「私は、京都で10代続く家に生まれました。父の生家はお寺の多いエリア。覚えているのは、家の仏壇だけでなく町のあらゆるところから、いつも白檀などのお香の香りが漂っていたこと。今でも白檀を嗅ぐと、京都の夏の暑さや、お寺から聞こえるハトの鳴き声が鮮やかによみがってきます」
また、香りの文房具を集めたり、食べ物もなんとなく嗅いでしまう、そんな匂いに敏感な子どもだったんだとか。そんな幼い頃からの記憶から、中学生の頃にはもう自分の部屋でお香を焚いていたという齋藤さん。しかし、本当の意味でアロマの虜になったのは大学生のときでした。
「今でも忘れない原体験があるんです。ある日買い物をしていたら、お店にベルガモットのオイルが置いてあって。なんとなく手にとって嗅ぐと、一瞬で気持ちが明るくなり、のびやかな気分になりました。その衝撃が忘れられず、暮らしに積極的にアロマを取り入れるようになりました」
アロマってすごい。そんな気づきが、齋藤さんの人生をじわじわと変えていきます。
「それまでは私にとってアロマって、『いい香りでおしゃれ』くらいのものだったんです。でも、アロマの関連書籍を読んだり、資格をとったり、時間とお金をかけて学びを深めるうちに、アロマを単なる趣味ではなく仕事にしたいという思いが芽生えてきました」
日本茶の名産地・静岡で生まれ育ち、幼い頃からお茶とともに暮らしてきた彼女。2020年に自身の日本茶ブランド『SA THÉ SA THÉ(サテサテ)』を立ち上げ。
環境に左右されず、自分らしく生きれたらどんなに素敵だろう。そう思っていても、ついつい周囲に合わせたり、自分の気持ちを誤魔化してふるまってしまったり。等身大に生きるのは、簡単なことではありません。でもそんな世の中で、自分らしくナチュラルに輝いている人たちもいます。
興味があることにまっすぐ向き合ってきた結果たどり着いたのが、モデル業と二足のわらじで活動する毎日。ありのままの自分を大切にしながら生きる、カイノさんのナチュラルな人生を紐解いていきます。
インタビュー現場にやってきたカイノさん。スラリとした長身でクールな雰囲気をまといながらも、柔らかな笑顔で話をはじめます。
「よろしくお願いします。今日は、お気に入りの茶器と一緒に、『SA THÉ SA THÉ』の茶葉を持ってきました」
カイノさんが自身の日本茶ブランド「SA THÉ SA THÉ」を立ち上げたのは、新型コロナウイルスが蔓延していた2020年のこと。きっかけは、父親との1本の電話でした。
「静岡にある私の実家では、祖父の代から日本茶の加工や袋詰めの工場を営んでいて、父もその仕事をしています。そんな父が、ある日電話で『長年一緒にやってきた日本茶農家さんや販売店さんが、コロナのせいでどんどん事業をたたんでいる』と教えてくれたんです」
先の見えない閉鎖的な状況の中で聞いた、父親の寂しそうな声。「自分にできることはないだろうか」と、カイノさんは考え始めます。
「考えてみれば私自身、大学で上京して以来、若い人が日本茶をあまり飲まないことにもったいなさを感じていたんです。もし今、自分が若い世代に日本茶の良さを提案できたら、コロナで落ち込んだ業界を少しでも盛り上げられるかも。そう思って、とりあえず動いてみることにしました」
美味しい日本茶をプロデュースして、ファンの人たちに飲んでもらおうと決意。さっそく、地元静岡の農家や販売店と連携し、ティーバッグに入った水出し用の冷茶をプロデュースしました。
「普段日本茶を飲まない人にこそ届けたかったんです。だから、ティーバッグを1~2個ボトルに入れて置いておくだけで水出し冷茶が完成する、気軽な商品を作りました」
いざ販売してみると、うれしい反響が続々と寄せられます。「久々の日本茶で、美味しかったです」「ホットは出さないのでしょうか?」。当初は、水出し冷茶を売ったら終わりの単発企画のつもりでしたが、ニーズに応えるかたちで、煎茶、ほうじ茶、和紅茶……とラインナップを増やしていきました。
6歳で書道を始める。社会人として、ブライダル・アパレル業界を経験し、その後元より熱中してきた書道の道を極めようと2021年初の書道展を渋谷で開催。2023年には初の国外 New York・Los Angeles・Paris での書道展を開催。
忙しない日々のなかで、気づけば自分を見失うことってありますよね。何が好きなんだろう、何をすれば気持ちが満たされるんだろう……。少しだけ立ち止まって心の声と向き合ってみませんか。
今回お話しを伺ったのは、書道家として活躍する中友香さん。中さんにとってのナチュラルな生き方とは、心に余白を持って日々を過ごすこと。そのために書道は必要不可欠だと言います。『余白』――をキーワードに、自分らしくいられるヒントを探ります。
「書と出会ったのは小学1年生のとき。クラスメイトに誘われて書道教室に通いはじめたのがきっかけです。純粋に書道が楽しくて、『今日は教室があるから』と友達の誘いを断るほど熱中していました。ちょっと珍しい子どもですよね(笑)」
中学生になると陸上に明け暮れる日々を過ごし、スポーツ推薦で入学した高校時代はインターハイに出場。将来を期待されるほど優秀な選手でしたが、怪我のため陸上を続けることは断念。卒業後はウェディングプランナーとして就職。多忙な日々のなかで、中さんはどんな風に書道と向き合っていたのでしょうか?
「陸上に専念していた高校3年間以外はずっと書道を続けていて、社会人になっても趣味の一環として書道教室に通っていました。思えば、会社員だった当時の私にとって書道と向き合う時間は、業務に追われて過ごす日々から解放され、自分の心をリセットして新たに踏ん張ることができる原動力のような存在でしたね」
その後、趣味が高じて師範の資格を取得したとき、こう思ったんだそう。
「大好きな書道を仕事にしよう!」
書と出会えたから、人生が豊かになった。だから私も誰かの心を動かす書を届けたい――そう決意し、書道家としての一歩を踏み出すべく会社を辞め上京を決意。最初はアパレルの販売スタッフとして働きながら、自身の書道家としての在り方を模索していきます。そんな彼女の転機となったのは、2019年に訪れたNYのファッションウィークでした。
「上京当時は自分に自信が持てず、書道家と名乗っていいのか躊躇していた時期もありました。そんなとき、NYのファッションウィークの会場で書のデザインを落とし込んだオリジナルTシャツを着用していたところ、『そのTシャツ最高にクールだね』と現地の方に声をかけていただいて。日本の伝統文化である書道に、時代と共に移ろうファッションという文化を掛け合わせることで、書道の新たな可能性を拓くことができるんじゃないかと感じられたんです。改めて、書道の力は言語や国境を越えると実感できましたし、書道家としての方向性を定めるきっかけにもなりました」
大手アパレル企業に入社し販売員を経てプレスに転属。退職後の現在は、夫とともに東京都世田谷区代沢にて古着をメインにしたアパレルショップ『OVERLAP CLOTHING』を経営している。二児の母でもあり、育児と仕事に奮闘中。
SNSが日常の一部になっているこの時代。「人からどう見られるか」を意識するあまり、自分の“好き”を見失ってしまうこともあるのでは。等身大で生きるって、シンプルなようで難しいものですよね。
今回お話を伺うのは、Instagramでの飾らない投稿が印象的な稲葉真理恵さんです。アパレルショップ『OVERLAP CLOTHING』ディレクターであり、2児の母。忙しいながらも日々を笑顔で過ごしています。稲葉さんのあふれるハッピーオーラは、どこから来るのか。紐解いていくと肩の力を抜いて“好き”を追う、彼女なりのスタイルが見えてきました。
アパレルの仕事に打ち込む一方で、稲葉さんは現在、2児の母。仕事も子育ても夫婦で力を合わせて乗り越えています。
「もう、本当に毎日バタバタです(笑)。家事育児は、夫とできるだけ平等に分担してるんですけど、それでもやっぱり大変……」
稲葉さんは、平日は子どもたちを保育園に預け、朝9時から夕方5時半までお店に立つのが基本。保育園のありがたさを日々実感しているといいます。
「楽しいと思える好きなことを仕事にしているからこそ、バランスが取れているなと思います。本当に保育園には頭が上がりません」
そう言って、ふわっと笑った稲葉さん。「完璧じゃなくていい」「無理しすぎない」。その自然体なスタンスは、まわりの人までホッとさせてくれます。
稲葉さんのInstagramには、そんな等身大のお写真がたくさん投稿されています。子どもを連れてのお散歩、親子お揃いで着たレインコート、帰省するときの車内。どの写真からも気取らないあたたかさがにじみ出ているのです。
「子育てでバタバタしてると、ちゃんと撮ろうなんて構えていられなくて(笑)。おのずと気取らない投稿ばかりになってしまいました。でも、だからこそ面白がってもらえているのかな。こんなありのままの私を『いいね』と言ってくれる方がいるのは、やっぱりうれしいですね」
Google Japan、ITスタートアップを経て、クラフトジンブランド「HOLON」を立ち上げる。「飲む瞑想」を意味する「DRINKING AS MEDITATION」をブランドの核に、ジンの新たな魅力を発信。そのほか、食領域を中心とした開発コンサルティングも手がけている。
周囲に流されず、等身大で生きる――そんなナチュラルな人生に憧れはするけれど、実際は日々の忙しさに追われ、自分の心に目を向ける余裕すらない……。そう感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回お話を聞いたのは、堀江麗さん。人々の日常に自分と向き合う時間を届けたいという願いから、「飲む瞑想」を意味する「DRINKING AS MEDITATION」をブランドの核に、クラフトジンブランド「HOLON」を手がけています。
彼女の言葉に耳を澄ませていると、この時代を自分らしく楽しむためのヒントが静かに浮かび上がってくるようです。
「今日はよろしくお願いいたします。楽しみにしていました」
優しい笑顔で挨拶をしてくれた堀江さん。目の前には、おしゃれなジンのボトルが置かれています。
「HOLON」は、「心と身体の調和」をテーマに、2020年に堀江さんが立ち上げたクラフトジンブランド。ストレスや疲れを抱えやすい現代人に、「ととのう時間」を届けるジンとして愛されています。
「シグネチャーフレーバーの『HOLON GIN ORIGINAL』は、東洋のハーブやスパイスを組み合わせて作りました。他にも、季節やテーマに合わせたさまざまなジンを展開しています。どれも、自分と向き合う静かな時間や、お友達と語り合う時間におすすめです」
堀江さんは、まっすぐにこちらの目を見ながら丁寧に言葉を紡ぎます。
「今手元にあるのは、予約販売中の金木犀のジンです。少し、飲んでみますか?」
堀江さんは、おすすめだという炭酸割りを作ってくれました。一口いただくと、金木犀の神秘的な香りが花に抜け、驚くほど豊かな味わいです。
「私、金木犀の香りがすごく好きで。いつか金木犀でジンを作りたいと、HOLONを立ち上げたときから思っていたんです。こうして今年実現できてうれしいです」
セレクトショップのプレスを経て、現在はフリーランスのファッションディレクターとして活動。2025年に自身のブランド「ence(エンシー)」を立ち上げる。SHIPSで展開する「Wai+」のディレクターをはじめ、さまざまなブランドとの協業や飲食事業のディレクションなど、活動の幅を広げている。
周囲に流されず、等身大で生きる――そんなナチュラルな人生に憧れはするけれど、実際は日々の忙しさに追われ、自分の心に目を向ける余裕すらない……。そう感じる方も多いのではないでしょうか。ナチュラルに、等身大で生きる――言葉にすると簡単ですが、周囲の目を気にして、自分の感覚を後回しにしてしまうことは少なくありません。そんな時代に、自分の心の声に従って、しなやかに日々を楽しんでいる人がいます。
ファッションディレクター・野尻美穂さん。
セレクトショップ「SHIPS」で展開されるレーベル「Wai+(ワイ)」のディレクション、自身のブランド「ence(エンシー)」の運営など、多岐にわたる活動で注目を集める存在です。自分の「好き」にまっすぐ向き合い、道を軽やかに切り開いてきた野尻さんに、お話をうかがいました。
「今日は、よろしくお願いします」
都内のスタジオに柔らかな笑顔で現れた野尻さん。
ブラウンのジャケットにブラックのトップス。アイテム同士のレイヤードや合わせるジュエリーなど細部にまでセンスが溢れていて、思わず「どこで買えるんですか?!」と聞いてしまいました。
野尻さんは、セレクトショップのプレスを経て現在はフリーランスのファッションディレクターとして活動中。現在はSHIPSにて展開する「Wai+」ディレクターをはじめ、さまざまなブランドとの協業を手掛け、2025年1月には自身のブランド「ence(エンシー)」を立ち上げました。
「enceではアパレル、小物、ジュエリー、トートバッグ、子ども服などを展開しています。ブランド名は、英単語の語尾につくenceから取りました」
「experience(経験)」「innocence(無垢)」「incense(香り)」――野尻さん自身が大切に思う言葉の語尾から、enceという名を付けています。